note2.10「キミの不幸に ボクは安心する」
ちょっとした敗北感が心地いいと笑うキミが
素晴らしく美しいから
ボクもこの恋の陳腐さが気持ちよくなって
ほんの少し泣いた
どこにいても だれといても うまく眠れないのは
キミのせいじゃないと言いたかった
そしてそれが ボクのせいでないことが
とてもとても哀しいとも
遠くを見るのは いつだって簡単で
呼吸をするように闘うキミと
呼吸を忘れて焦がれるボクの
ささやかで幸福な不幸せ
赤い目のまま キミがコーヒーを飲んでる
キミの不幸に ボクは安心する
いつかやさしい眠りが キミを包むだろう
ボクとは違う場所で 違う未来で
その時までは ここにいて
赤い目のまま ここにいて
あたたかいコーヒーをいれるから